アダルト用語百科:【売春】
解説「売春」
【売春(ばいしゅん)】とは、対価を得る目的の性交である。
「春(情愛の比喩)を売る」ためにそう呼ばれる。対価を得る側の性別は問わない。
売春に従事する女性を娼婦、売春婦などという。売春に従事する男性については男娼の呼び名が使われることが多い。
なお、買春の語については「ばいしゅん」というのが元来の読みであるが、「売春」との区別が音韻上付かないものであるので、区別する為に「かいしゅん」という発音を用いることが多い。両方を含めて「売買春(ばいばいしゅん)」と呼ぶ。
日本の売春防止法で「売春」とは、「対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交すること」と定義されている。この売春の定義では「性交」が売春の要件となっていることから、性交類似行為(フェラ、素股、アナルセックスなど)は、仮に「対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と」行ったとしても売春には当たらない。
なお、当然であるが、売春を行うのが男性であっても女性であっても、「対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交」した場合には売春に該当する。ただし、児童買春・児童ポルノ禁止法では性交類似行為も売買春に含められている。
また、売春の要件に「不特定の相手方」とされていることから「対償を受け、又は受ける約束」をして性交を行った場合であっても、それが特定の相手(愛人等)であるならば売春とはならない。